いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
経団連の中西会長( 日立製作所取締役会長 )が、今後、企業が終身雇用を続けていくのは困難であるという発言をしたのが話題になっています。
【経団連会長 終身雇用守れない】https://t.co/S1Sm0r9DJG
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月19日
経団連の中西会長は、企業が今後「終身雇用」を続けていくのは難しいと述べ、雇用システムを変えていく方向性を示した。大学側と経団連が議論した結果を、来週公表する予定。
日本独自の制度である終身雇用制度は着々と崩壊に近づいているのでしょうか?
今回の記事では終身雇用制度崩壊した場合の対策方法を解説していきます。
終身雇用とは
終身雇用制度とは、企業の倒産などがない限り、正社員として入社した社員を退職まで雇用する日本独自の雇用制度です。
終身雇用(しゅうしんこよう)は、同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。長期雇用慣行(ちょうきこようかんこう)ともいう。
終身雇用-Wikipedia
終身雇用の語源
終身雇用の語源はアメリカの経営学者ジェイムズ・アベグレンが1958年に発表した著書「日本の経営」の中で日本企業の雇用慣行を「lifetime commitment」と名付け、これが「終身の関係」と訳され、ここから「終身雇用制」と呼ばれるようになったと言われています。
ジェイムズ・アベグレンは、「終身雇用制」「年功序列」「企業別労働組合」が日本的経営の特徴であると指摘しています。
終身雇用のメリット
社員の雇用が守られ生活が安定
終身雇用の一番のメリットは社員の雇用が守られるということです。
同じ会社に勤めていれば解雇されず、長く勤めれば給料が上がっていくので社員の生活が安定し雇われる側の安心感に繋がります。
長期的に人材を育成できる
若手の育成や新しいスキルの習得には時間がかかるものです。雇用側からすると社員がすぐに辞めるということがないので、長期的な人材投資がしやすいのもメリットとなります。
会社への忠誠心が育つ
終身雇用制度は長期で会社に勤める前提となっているので、会社への愛着や忠誠心が自然と育っていきます。
終身雇用制度は年功序列とセットになっているので長く勤めれば勤めるほど会社への忠誠心が大きくなる傾向にあります。
終身雇用のデメリット
社員の業務に対するモチベーションが下がる
終身雇用制度は年功序列とセットとなっており、長く会社に勤めていれば自動的に出世・昇給する傾向にあります。
特に若い社員はどんなにがんばっても安い給料のまま出世もしない状態になるので業務に対するモチベーションの低下に繋がります。
長時間労働になる傾向が高い
終身雇用制度では、社員の解雇が難しいため余剰の人員を抱える余裕がない会社が多くなります。
必然的に今いる正社員だけで業務を回すことになり、長時間労働になりやすい傾向にあります。
女性が積極的に採用されない
女性社員は、結婚・出産により会社を辞める可能性が高いため、終身雇用制度の会社では積極的に採用されない傾向にあります。
出産・育児などで休暇を取得してしまうと、今までかけた教育コストが無駄になり代わりの人材の補充なども必要になるからです。
結果、女性の労働機会を奪うことになります
終身雇用の崩壊
高度経済成長期の日本では、右肩上がりの成長が前提となったこの制度が広く受け入れられました。
一度雇用されてしまえば、定年まで安心して働けるということは、収入の不安なく生活をおくれ、また長く勤めていれば能力に関係なく年功序列で給与があがっていくので、会社の忠誠、いわゆる愛社精神が生まれるなど決して悪い面ばかりではなかったと思います。
しかし、景気が停滞した現代日本において、この制度の維持や意義を議論する今回の経団連会長の発言は、終身雇用制度の崩壊を意味するのでしょうか?
まあ、今の若い世代はすでに幻想だと思っている思いますが。。。
「終身雇用の崩壊」に対する意見
これ、労働者に覚悟を強いるような発言だけど、擬似終身雇用で20年賃金を低く抑え利益を出した企業が何言うかである。完全にやめると優秀な人材から辞めて、引き留めるために短期の賃金上げなくちゃいけなくなる。なぜ人材が辞めていくか途方にくれてたメーカーあったよね。 https://t.co/nqqujrfFL9
— すーふぁん (@sufan0207) 2019年4月20日
フリーエージェント制あると優秀な選手の給料は上がるでしょ。野球選手は終身雇用じゃないから年功賃金じゃないけど、必要なサラリーマンの上がり方はさらに大きいと思いますよ。実は終身雇用幻想だけ社員に残ってる今がいいんだよ、経営者は(笑)
— すーふぁん (@sufan0207) 2019年4月20日
このままでは、公務員が異常な雇用スタイルになってしまいますね。民間と同様、公務員も終身雇用を前提としない雇用スタイルに変えていくのが良さそうです。
— 北野 啓太郎@フリーランスライター (@KeitaroKitano) 2019年4月20日
経団連会長“終身雇用を続けるのは難しい” #日テレNEWS24 #日テレ #ntv https://t.co/roKxdeeUaT
終身雇用が終わるのなら日本企業はアメリカのような収入と雇用の流動性を保証してくれるのか?
— 大学ぼっちの4年生なアライさん (@arai_botti) 2019年4月20日
アライさんも日本型社会主義に縋りたいのだ
終身雇用(家族まで面倒をみる)を守れないとは、福利厚生も?。
— まえごやひがし (@Ex_kitaguni) 2019年4月20日
移民との関連で考えると…社会保障にまで手を突っ込んでくるかと。
上手く言えませんが、頑張る日本人を個々に分断し反目させつつ、市井の国民の努力の結晶に巣食う連中は目的を一にして集団化し個別撃破して来ているとの感があります。
終身雇用制がなくなるのは別に構わないんだけど、相当期間勤めないと碌に退職金貰えないこの慣習が変わらない限り普通に労働者側が損するだけになりそうだよね pic.twitter.com/lW5bSDjOYs
— のむ (@nomu_hit_racy) 2019年4月20日
いつ無くなるかなとは思ってたけど
— 微睡者@木乃伊 (@nemurininemuru) 2019年4月20日
日本は終身雇用前提の、長く勤めるほど上がってく昇給スタイルだから、その辺の金の出し方も変えてかないとほんと人いなくなる
景気が良ければ、いい循環になる可能性もあるとは言える。でも、そもそも終身雇用でも転職の自由はあるのだから、企業側が終身雇用の建前を放棄するのは、明らかに労働者に不利。
— MRI (@KJ_monasouken) 2019年4月20日
経団連会長が終身雇用もうムリポって言ってるのが湧いてるけど、あれはそんな簡単になくならない。結局は中で働く人のメンタリティによるものだから。
— かもめ (@kamomekm) 2019年4月20日
終身雇用なんて元は「経済成長を前提にした熟練工の囲い込み」だったわけで、社会情勢も変化した今、無理を認めるのは正直だ。とすると今後「定年まで雇用を守る代わり、際限なく働け」っていう取引はできなくなるので、お互い「魅力的な会社」と「価値を産み出せる社員」でないと生き残れなくなるぞ!! pic.twitter.com/hPrGThsdwc
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2019年4月20日
戦前は、終身雇用どころかRPGのジョブチェンジ並でしたもんね。
— ヤン・ヒューリック (@1xuVLqH3kQ) 2019年4月20日
韓国では基本的に終身雇用がなく、平均して40代後半で退職に追い込まれるわけだが、退職後の中高年は大部分がワーキングプア化するらしい。
— 済州道みかん🍊 (@99mina_jeju) 2019年4月20日
結果、住宅ローンなどの家計の債務が不良債権化したりと色々と不都合が生じている。まあ、終身雇用じゃなければ家なんて買えない罠。https://t.co/uQ8cWr4NdU
「終身雇用守れない」と経団連の中西宏明会長。「終身雇用」(無期雇用)は4業種で少数になっているなど全労働者の44%がすでに「有期雇用」です。今も終身雇用守れてないけど、残り56%も含め「必要な時に必要な労働者だけ調達できる雇用のジャストインタイムシステムを100%確立したい宣言」ですね pic.twitter.com/Hrc2WPsjTy
— 井上伸@雑誌KOKKO (@inoueshin0) 2019年4月20日
大学「終身雇用なんて無理。全員5年でクビにしたい」
— 限界ポスドクのアライさんbot (@araisan_postdoc) 2019年4月20日
教授「ポスドクの雇用なんて無理。学生にタダで実験させる」
学生「ブラックすぎて無理。就職する」
ポスドク「日本に職ない。海外に逃亡する」
文科省「おかしいな? 科学技術が衰退している。腕のいい研究者が海外に流出する。愛国心がない」
終身雇用終了宣言、逃げ切り完了報告という感じだ。
— 借金玉 (@syakkin_dama) 2019年4月20日
海外に比べて低賃金でサービス残業を厭わないのは終身雇用が前提で、滅私奉公すれば自身も幸せになったから。
— 係長 (@cakari14) 2019年4月20日
これができないなら労働と対価を見直す必要がある。雇用者も労働者も。
経団連会長“終身雇用を続けるのは難しい”(日本テレビ系(NNN)) – Y!ニュース https://t.co/IXOqAMVp4Z
経済界「終身雇用なんて無理。全員非正規にしたい」
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
経済界「新人教育なんて無理。全員即戦力だけ欲しい」
経済界「残業代なんて無理。なくても働け」
経済界「定期昇給なんて無理。安いままで働かせたい」
経済界「おかしいな? 人手不足だ。腕のいい技術者が海外に流出する。愛国心がない」
経済界が愚かなのは、日本が腕のいい技術者を大量かつ安価で抱えられたのは、「安定」という要素があったかでしかないのに「雇用から安定を捨てた後も技術者が流出しないで自分のところで安い給料で働いてくれる」と思ってたところだろうなあ。
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
さらに具体的な例を話すと、人権費を削るために「非正規で雇えばいい」とか結論を出したはいいが、1ヶ月70万でIT技術者を雇うことにしたが、そいつは人材派遣会社から1週間だけ詰め込み勉強しただけのどシロートで「素人を70万で雇う」って本末転倒が如実に起きてることなんだよね。
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
自社で雇えば、もっと優秀で、安くて、半額で雇えるし技術力も自社のものになるし成長する人材を「正規雇用が怖い」ってだけで、ただの素人を60万70万で人材派遣会社から借りてた時代がマジにあるんだよね。
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
で、非正規化を推進して正規雇用無理だー、と叫んでる経団連のトップあたりが、「氷河期やリーマンショック世代で雇用を絞り、リストラで同僚を生贄に捧げ自分たちだけ逃げ切った世代」であることもポイントが高い。
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
いずれにせよ、資源に活路がなくて、人材と技術力にしか活路を見出せない国で、なんとかうまくいってた理由が「人材に投資し、終身雇用という安定で抱え込んで人材の海外流出を防いでた」国で、終身雇用は無理とかいうの、本当にタコが自分の脚食ってる以外の感想がない。
— 鐘の音 (@kanenooto7248) 2019年4月20日
終身雇用制度崩壊の対策方法
終身雇用制度が崩壊してしまった世界で生きる今の現役世代がとれる対策方法をいくつかまとめみました。
スキルアップをはかる
会社の雇用に依存しないためにも自信で稼げる力を身に着ける必要があります。
オススメののスキルはプログラミングです。
AI・ビッグデータ・IoTが今後ますます私達の生活に浸透していきます。プログラミングができるエンジニアの需要はさらに高くなるでしょう。また、「アフターコロナ」「 ウィズコロナ」の世界でも問題なく働く事ができるの強みとなります・
プログラミングは独学でも可能ですが、かなりの確率で挫折します。プログラミングスクールに通うのを強くオススメします。
プログラミングスクールの学費は決して安くありませんが、習得すれば簡単に投資金額を回収できるコスパに優れた資格の筆頭です。
副業
終身雇用制度の崩壊とリンクして、人件費の縮小が考えられます。つまり給料があがらないということです。
長引く日本経済の不況とコロナ騒動で、今後数年は給料が抑えられる業界も多くなります。
会社の給料だけに頼るのではなく、別口の収益を確保することが大事になってきます。
幸い副業解禁の流れから、多くの副業系のサービスが生まれており、数年前よりも会社員の副業のハードルが低くなっています。
会社で安定した給料を貰いながら副業するのがオススメです。