【2019年版】本当に面白いおすすめ漫画【話題作、マイナー、名作まで!】

漫画
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いつもお世話になっております。
うまづら社長です。

「将来の夢は古本屋!!」

と言って、中学生だった私は親を困らせたことがあるほど本と漫画が大好きでした。

最近は、さすがに読むペースが落ちましたが、学生時代には古本屋で万単位でマンガを買い漁っていました。

そんな40代の私がおすすめする漫画をご紹介します。

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ICHIGO 二都物語/六田登

レース漫画「F」や「ダッシュ勝平」でおなじみの六田登先生の傑作。

戦後も間もない時代に土木建設会社の二代目社長としてヤクザ顔負けの手法で成り上がっていく父親梅川源二郎とある事件がきっかけで快楽殺人者になってしまう息子梅川一期 (主人公)の物語です。

特に前半の子供時代の主人公が快楽殺人に目覚めるきっかけの瞬間と成長してからの主人公の暴走ぷりが昭和という時代とともに語られる展開はたまらないものがあります。

梅川源二郎の土木建設会社は昭和の高度成長期とともに大企業へと発展していきますが、それと連動するかのように主人公梅川一期は殺人者としてのレベルを上げていきます。

日本最大のヤクザ組織の組長の首を狙うために夜通し知り合いのヤクザと計画を練るのですが、それがあまりにも楽しいらしく、飲んでる酒が「ジュースのようにうまい」 と感じてしまうほどです。

なお、2014年に「ICHIGO 梅川一期 ある連続殺人者の生涯」と改名してゴマブックスよりKindle版が出ているようです。

平成の終わりの今、昭和の終焉で幕を閉じるこの漫画を是非おすすめします。

六田登 『ヤングサンデー』小学館 1990-02

きりひと讃歌/手塚治虫

ご存知漫画の神様手塚治虫先生の傑作。傑作は山ほどある手塚作品の中でもかなりオススメです。

主人公の医師小山内桐人は人間が獣のような風貌になってします奇病「モンモウ病」の調査のため四国・犬神沢へ現地調査を赴くのだが、自らが「モウモウ病」に羅漢してしまう。だか、それは上司竜ヶ浦の陰謀であり、大病院の暗部に渦巻く権威とドロドロの人間関係に巻き込まれた結果だった。

「モンモウ病」で獣のような顔になった小山内桐人は世間(世界)から謂れのない偏見を受けながらも復讐のためにサバイブしていく。

人間のエゴと尊厳を考えさせられるストーリー となっております。

個人的には主人公の学生時代からの友人占部(うらべ)が尊敬する竜ヶ浦に逆らえず葛藤の末に病んで壊れていくところが注目です。

手塚治虫『ビッグコミック』小学館 1970-04

ネオ・ファウスト/手塚治虫

同じく手塚御大の晩年の作品。というか最後の作品。

ゲーテの「ファウスト」を下敷きにした老人の若返りの物語です。

これはある意味、手塚作品の究極の傑作だと思います。

なぜか?

手塚先生がお亡くなりになったことにより、この作品は未完になっていいるからです。それも物語が佳境に入りそうなものすごくいいところで。。。

当時、あまり情報もなく購入したので、そうとは知らず読み進めていくうちに巻末に近づき、

「おいおい、この残りページ数でここからどうやって締めるんだよ」

と心の中で叫んだ私は、ラストの真っ白なページとともにその事実を知ったのでした。。。

ガルシア=マルケスの「百年の孤独」の最後のページを読んだ時と同じ感覚におちいりました。今まで確かにそこに存在していたものが、風で崩れていく砂の城のように無くなっていく感覚。

「今まで見てきたモノは全て幻だったのか?」

友人が私の家に遊びにきて、この作品を読もうとする時、私は必ずこう言いました。

「めちゃくちゃ面白が、読んだら絶対に後悔するぞ」

妖怪ハンター/諸星大二郎

作者は神様手塚治虫氏が大友 (AKIRAの作者) くんの絵はマネできるけど、諸星くんのは無理と言わしめたエピソードでおなじみ鬼才諸星大二郎先生です!!

大槻ケンヂのオールナイトニッポンで、大槻氏が絶賛していたことで、初めて存在をしりました。

当時、田舎に住んでいた私には幻の作家でした。

なにせ古い作品だったので品切れで本屋においてない。

町中の古本屋を巡ってもどこにもおいてない。

小学生の頃、私の地域では、流行りのキン消し(キン肉マン消しゴム)でなぜかアトランティスがでなくて幻のキン消しと呼ばれていたのだが、 まさに同じ状態。

知り合いの漫画好きの友人と

「妖怪ハンターは漫画界のアトランティスや」

と言ったり言わなかったり。

わかりにくい例えですいません。

ちなみに2番目にレアだった超人はチエノ輪マンです。

前置きが長くなりましたが、妖怪ハンターは、 異端の考古学者・稗田礼二郎が日本各地の民話や伝承を現地調査するうちに不思議な事件にまきこまれていく怪奇譚です。

とにかく諸星氏の独特の画風と異形の世界の住人達の姿がマッチして、圧倒的な世界観を構築しています。

内容も非常に学術的というか知的好奇心をそそられ、諸星氏の知識とイマジネーションはまさに鬼才と言わざるを得ません。

これが当時、週間少年ジャンプで連載されていたという事実にさらに驚かされます。しかも初連載作品とか。。。

暗黒神話/諸星大二郎

ヤマトタケル伝説をモチーフに、古代神話や遺跡、仏教世界やSFまで盛り込んだ諸星大二郎の真骨頂。

こちらも1976年に「週刊少年ジャンプ」に連載されていました。

中学生の少年・武はある日、父の友人を名乗る男・小泉から「君のお父さんは実は殺された」と告げられる。確かに武には、幼い頃に倒れた父親の傍で泣いている記憶があった。小泉に連れられ父が死んだ場所へ来た武は、おぼろげな記憶を頼りに父の目的地と思しき洞窟を発見。洞窟の奥で武は思いもかけないモノと遭遇し――ヤマトタケルの転生として、地球の命運を握るアートマンとして、運命の歯車が動き始める。


暗黒神話 – Wikipedia

壮大なストーリー展開は、読むものを神話の深淵に引きずり込んでいきます。

「暗黒神話 ヤマトタケル伝説」としてファミコンのゲームとしても発売されていました。

孔子暗黒伝/諸星大二郎

「暗黒神話」に連なるこちらも壮大な諸星作品。

紀元前495年の中国とインドを舞台に孔子が求めた天子を巡る物語です。

神話、ブッタの悟りなどの古代史とSFが交差する展開と、ブラフマンと呼ばれる宇宙の根本原理に迫る展開は、いい意味で眩暈にも似た感覚を覚えるほど。

その他にも諸星作品は、

パプアニューギニアを舞台として「マッドメン」
中国古典の世界を題材にした「諸怪志異」

など、どの作品も本当にオススメできます。

ザ・ワールド・イズ・マイン/新井英樹

「宮本から君へ」や「キーチ!!」でおなじみの新井英樹氏の自分が読んだ中では最高傑作だと思う作品。

無差別に人を殺しまくるモンちゃんとトシの二人組(トシモン)と北海道から南下を続ける謎の巨大生物「ヒグマドン」の2つのストーリーが同時進行で語られ重なりあっていく展開は秀逸です。

殺伐というか無慈悲に人が死んでいく乾いた感じが、当時の時代背景や自分の心理状態とあいまいてものすごい衝撃でした。

文学も好きだった私は、これを読んで、小説がこれを上回るのは無理なんじゃないかと思うほど。

内閣総理大臣のユリカン( 由利勘平 )、ヒグマドンを追うマタギの老人飯島猛など脇役もキャラが立ってます。

結末は賛否両論分かれる展開ですが、全漫画読み必読です。

アストロ球団/原作:遠崎史朗 作画:中島徳博

野球漫画といえば、ドカベン、野球狂の詩、大甲子園だった私が、圧倒的衝撃を受けた野球漫画の快作。

戦死した伝説のプロ野球選手沢村栄治の意思を受け継ぐ九人の超人達が繰り広げる、大スペクタクル野球劇場。

試合は全てデスマッチ!!

選手が死ぬ、生き返る、試合後にヨボヨボの老人になるなどなんでもありの展開に小さくまとまっていた私の野球観は木端微塵に打ち砕かれました。

超人達の繰り出す魔球、必殺技は三段ドロップ、スカイラブ投法、ジャコビニ流星打法、ファントム大魔球、ファイナル大魔球、コホーテクすい星打法など、痺れるパワーワードで占めています。

そして、超人達の特訓もすごい、相手のデッドボールに対抗するために手足を縛りつけたまま背中に大木を除夜の鐘のごとく打ち込んだり、魔球をあみだすために回転ドリルを素手で握ったり。

当然対峙するライバルチームも、ファースト拳法総帥、サードプロボクサーが、ピッチャーが投げた瞬間にバッターの目の前まで近づき、打った球を超至近距離でキャッチするという、近代野球の盲点をつく守備シフトなど。

中でも一番好きだったのは、読売巨人を追放された監督が復讐のために結成したブラック球団のエースピッチャー無七志があやつる希代の魔球「殺人L字ボール」。

なんせ、この魔球は打ったらバッターが死ぬというチート技。

無七志と打撃の神様川上哲治の対決は野球漫画史に残る名勝負となっています。

遠崎 史朗 中島 徳博(著)

柔道部物語/小林まこと

「1・2の三四郎」、「ホワッツマイケル」でおなじみ小林まことの柔道漫画の傑作。柔道経験者なので少しバイアスがかかっているかもしれませんが、柔道経験がなくても楽しめる作品だと思います。

当時の高校柔道界の世界を多少の脚色はあるにせよ、リアルでコミカルにまとめあげた手腕は柔道漫画のナンバーワンにふさわしいのではないでしょうか。

数十年の時を経て、「JJM 女子柔道部物語」の連載がイブニング誌でスタートしたこともあり、去年久しぶりに読み返してみましたがやはり色褪せることない名作でした。

一番好きなシーンは、ライバルの怪物西野との初対決で主人公三五十五が負けたあとに言うセリフ。

怪物西野はこの時点で高校柔道界最強。いじめられた過去があり、柔道を通して怪物となっていくのだが、いつしか謙虚さを失い、試合場でも高校生と思えぬ不遜な態度で客席からブーイングの嵐。

その中で主人公三五達の岬商業高校を圧倒的な力で叩きのめし、さらに三五まで倒された時に三五が言うセリフです。

あまり共感は得られないかもしれませんが、頂点を極めようとする中で、本人の性格や態度などはおいておいて、純粋にここまでの強さに到達した西野の力を評価した三五の言葉が非常に印象に残ります。

気になるセリフの内容は是非本編で確認してみて下さい。

ちなみに好きな選手は耕談館大学付属高校の管原です。出オチでまったく登場しませんが。。。

凄ノ王/永井豪

「デビルマン」「バイオレンスジャック」など傑作が多い永井豪先生の名作。
「デビルマン」や「バイオレンスジャック」 も本当に名作ですが、あえてこちらを押してみました。

週刊少年マガジンに連載され、第4回(1980年度)講談社漫画賞少年部門受賞作品です。

日本神話を下敷きにした学園超能力バトルものです。

永井作品の特徴ですが、前半と後半の展開のギャップがあいかわらずすごい。

前半は、主人公朱紗 真悟(すさ しんご)がある事件をきっかけにして、超能力を覚醒していく展開が柱となっており、不良組織との対立やボクシング勝負とか学園超能力バトル漫画ぽい展開が一応繰り広げられます。

まあ不良組織といってもでてくる不良達はもはや怪物みたいな姿形ですが。。。

しかし、後半になるにつれて、主人公の怪物具合が増長。いままでの学園超能力バトルからまさに神話のごとく荘厳なストーリーが展開されていきます。

私が読んだのは少年マガジン版ですが、 作者の意図で未完での完結となっています。

さくらの唄/安達哲

過激な内容で話題を呼んだ「お天気お姉さん」の作者安達哲氏の代表作。

1990年から1991年にかけて「週刊ヤングマガジン」で連載されていました。

鬱屈とした思春期を経験した男性であれば、読む時期によっては完全にトラウマになりそうな残酷な青春ストリートと描写がこれでもかと畳みかけてきます。

繊細で絵の好きな、ある意味では普通の男子高校生市ノ瀬 利彦(いちのせ としひこ)が主人公。

同じクラスの仲村 真理(なかむら まり) に対する恋心や美術の美人女性教師三ツ輪 裕子(みつわ ゆうこ) にもつ年上への憧れといった甘酸っぱい青春が、大人の金、権力、性欲によって黒く塗られていく様は、リアルタイムで連載を追っていた当時の私には眩暈すら覚えるほどの衝撃でした。

後半は、正直ここまで描写する必要あるのかと思いながらも毎週ページをめくる手がとまりませんでした。

「石黒賢って、なんか泣けるよね」(たしかこんなセリフ)

「でかした、おまえにジョセフの称号をやろう!!」「それに何の意味が?」
(たしかこんなセリフ)

のような時折入る作者の細かいギャグも当時の私には本当にツボでした。

大人になった今、もう一度あの時と同じ感覚で読むことはできなくなってしまったのは、残念でなりません。

作者の初期作品「ホワイトアルバム」「キラキラ! 」もオススメです。こちらは少年誌だったので、もう少しマイルド。

櫻の園/吉田秋生

いい年したおっさんが少女漫画の名作をすすめるのもあれがあれですが。。。

家族に姉妹はいなかったので、正直少女漫画はパタリロぐらいしか読みませんでしたが、学生の頃、吉田秋生作品にはかなりはまりました。

深夜ラジオで誰かが絶賛していた中原俊監督の映画「櫻の園」 を観たのがきっかけでした。

映画は、創立記念日にチェーホフの「桜の園 」を演じる、女子高の演劇部のお話。多感な時期の女子高生の揺れ動く心理や人間関係を丁寧に描いて、第64回(1990年度)キネマ旬報ベスト・ワンにも輝いています。

こちらはその原作です。

短い内容ながら、映画同様に女子高生の心理や葛藤を見事に描いていて、男性でも読めるし、ものすごい才能だとつくづく思いました。

「吉祥天女」
「夢みる頃をすぎても」
「河よりも長くゆるやかに」
「BANANA FISH」
「YASHA-夜叉-」
など、他の作品も名作揃いで、男性にも是非オススメします。

低俗霊狩り/奥瀬サキ

奥瀬サキ氏によるオカルト漫画。

タイトルのとおり、低俗(下品)な霊を専門に退治する口寄屋(霊を自分に憑依させて霊の言葉を語る術)の流香 魔魅(りゅうか まみ)が主人公。

低俗霊と言いつつ、そのようになってしまった霊達の背景や巻き込まれてしまった人間達のストーリーはシリアスで恐ろしくもあり悲しくもありと、本筋はかなり骨太になっています。

80年代のサブカルなノリやファッションも相まって、個人的には思入れ深い作品です。

奥瀬サキ氏の別作品「火閻魔人」「 コックリさんが通る」もオススメです。

【2019年版】本当に面白いおすすめ漫画まとめ

いかがだったでしょうか?

古い作品ばかりとなってしまいましたが、全て本当におすすめの漫画ばかりです。

他にも名作は多数ありますので、機会をみて更新していきたいと思います。

以上、よろしくお願い致します。

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