いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
わたしは現在40代で、都内でIT関連の会社を複数経営しています。
巷でよくいわれる「IT社長」という職業です。
「IT社長」と言うと、どのようなイメージを持つでしょうか?
ソフトバンクグループの孫さん、楽天の三木谷さん、サイバーエージェントの藤田さん、旧ライブドアの堀江さん、最近だと何かと話題の元ゾゾタウンの前澤さんやSHOWROOMの前田さんなど経済ニュースを賑わしたり、女優やアイドルと浮名を流したりと華やかでお金持ちなイメージがあるのではないでしょうか。
試しに「IT社長」というキーワードでググってみると、
最上位に「大物女優を落としたIT社長たちをまとめてみたよ!」というタイトルの記事が表示されました。
中身をみてみると
- Snapchat社長エヴァン・スピーゲルとトップモデルのミランダ・カー
- テスラやスペースX社社長のイーロン・マスクとハリウッド女優のアンバー・ハード、イギリスの女優タルラ・ライリー
などなど。。。
何だかラグジュアリーな組み合わせが並んでいます。
女房を質に入れてでもなんてのは無縁の世界です。
IT社長の資産はどうでしょう?
2018年のフォーブスの長者番付によると
日本のIT社長
1位 孫さん2兆2930億円
7位 三木谷さん5660億円
18位 前澤さん2830億円世界のIT社長
1位 米アマゾンのジェフ・ベゾスさん 1120億ドル(約12兆960億円)
2位 米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさん 900億ドル(約9兆7200億円)
5位 米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグさん 710億ドル(約7兆6680億円)
出典:フォーブスの世界長者番付2018年版より、 Forbes Billionaires 2018
しびれる金額が並びますね。
IT社長は女性にモテモテでお金持ち。
そう
「IT社長は本当は強いんです」
と、上をみるときりがありません。
世の中には本当にすごい人がいるもんですね。
わたしの知人でもここまでではないですが30代で資産数百億ぐらいの人はいます。
もちろんわたしは違いますが。。。
極めて個人的な話
わたしは30代で起業しました。
地方の中堅大学を卒業し、都内のWEB開発会社に新卒として就職したのがわたしの社会人デビューです。
大学は文系だったので、卒論を書くためにワープロは持っていましたがパソコンは持っていませんでした。というか、パソコンを触ったのは大学の講義で数回ぐらい。ネットの知識もほとんどありません。
Yahoo!、goo、Infoseekといった当時主流の検索エンジンで検索するぐらいはさすがにできましたが、Word(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント) などのオフィス系のソフトはまったく使えませんでした。
教育係の先輩や同期社員がみなパソコンに詳しかったので、本当に基礎の基礎から丁寧に教えてもらいました。
それでも何年か現場の仕事をこなしていくうちに、何とかかんとか仕事がこなせるようになり、自分で仕事をとってこれるようになったり、部下ができたり、2日ぐらい徹夜しても普通に働けるようになったり、朝方に携帯がなっても反応できるようになったりと立派なサラリーマン戦士に仕上がっていきました。
こうして何年も働いていると、20代で起業した社長や大学生社長なんかとも仕事で付き合いができました。彼らはとにかくバイタリティがあって、イケイケで怖いもの知らず。そして金をもってました。
サラリーマンの給料ではいけないような六本木、西麻布、銀座の高級店に連れていってくれて、よく奢ってもらいました。
そして、仕事を発注してくれる。
奢ってくれて、仕事も発注してくれるなんて、なんていい人なんや!!
そして金払いも、ものすごくいいんです。
当時はITバブルはとっくにはじけてましたが、業界的には景気はよかったです。そしてシステム開発の見積もりなんてざるだった。相場なんてあってないようなものだったので、適当な仕様で適当な見積もりで大きな金額が簡単にグイグイ動いてました。
ただ、けっこう無茶な要求はしてくる。
若い社長連中は、思いつきでアイディアを投げてくるから、それに対応してると、社内の現場の不満がすごいことになります。それをひたすら調整する仕事がメインになっていきます。
それでも何とか対応してるからクライアントの社長連中からは気にいられ、会社の役職もあがり部下もどんどん増えていく。
しかし、給与はそんなに上がらない。。。
昇進して、給与があがった話を若い社長に話すことがあった。
若い社長は驚いた顔で行った。
「え!? たったそれだけ!! それやってる意味あるんですか?」
自分よりはるか年下の若い社長は、サラリーマンであれば引くぐらいの金を20代でもってました。
当時勤めていた会社の給与水準が特別低いわけではなかったですが、激務に耐えた報酬がこれか、というかサラリーマンである限り、どれだけいい会社に行こうが、どれだけ出世しようが、もらえる報酬には限界がある。。。
そうしてわたしは会社を辞めて30代で起業しました。
「起業して、サラリーマンの限界を超える!!目標は自己資産数千億や!!」
という野望とともに
起業して10年以上たつとどうなるか
紆余曲折を経て、起業した会社は、なんとか社歴10年を超えました。
起業した会社は1年で半分の50%が、3年では70%の会社が潰れるらしいです。
10年生き残る会社はなんと5%とのこと。おそろしいですね。
ところで皆さんは起業した会社が10年以上たつとどうなるか知っていますか?
- 創業時のような情熱はもてなくなる
- 創業時のメンバーはだいたいいなくなる
- メンバーが固定されて、会議をしてもいつも似たような話
- 取引先が固定されて、打ち合わせをしてもいつも似たような話
- 既存事業の作業を永遠とルーティン
- 過去の成功にしがみつ
- 過去の成功体験から得た固定観念を払拭できない
- 新しいツールなどを導入するのが億劫になる
- 新規事業を進めても過去の成功体験の手法をもちいてだいたい失敗する
- 新規事業の投資に臆病になる
などなど
そんなバカなと思いますよね。はい、わたしも思っていました。
サラリーマンが若い時に、たいした仕事もしないで会社にしがみつく老害上司をみて、絶対にああはなりたくないと思ってがんばっても月日が流れると同じような老害上司になっている。
まさにこれ。
この10数年で潰れていく会社や、もはや何のために会社としてあるのかわからない、いわゆるゾンビ企業などをいくつも見てきました。
また無茶な銀行からの借入やVC(ベンチャーキャピタル)からの投資を活かしきれず倒産していく会社。
まさに死屍累々。誰かの成功は多くの犠牲者のもとにある。資本主義の醍醐味ですね。
とまあ、偉大なる先達から学ぶように、わたしなりにこうはなるまいと努力してきましたが、気づくとハマっていたこの感じ。
誤解のないように言っておくと、会社は無借金経営で売上も今のところは安定しています。
ただ、同じ事を永遠と繰り返すこの日々。
たまたま紹介されたある若い社長の話
この社長は元々個人アフィリエイターとして活動していたが、儲かりすぎて法人化したという。
売上を聞いてみた。
若い社長は普通に
「○○億円です」
わたしは思った
「え!?マジで!!」
わたしは聞いた
「何か悪い事してる?」
若い社長は屈託のない笑顔で答えた
「してませんよ」
わたしはさらに聞いた
「情報商材とかセミナーとかそっち系のやつ?」
若い社長はさらに言った
「全然違いますよ。普通に記事を書いて、普通にアフィリエイトの商品を紹介してるだけです」
わたしは思った
「アフィリエイトって今そんなことになっての!?」
アフィリエイトについては、もちろん知っていた。
ただ、事業ドメイン(事業領域)が違うので、最近のアフィリエイト事情はまったく詳しくなかった。
ただ「今時アフィリエイト」ってイメージをずっともっていたのだが。。。
わたしは思った。
「ちょっくら調べてみるか」
続く