いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
先日2019年版の日本長者番付ランキングがフォーブスジャパンより発表されました。
この結果をみて、雲の上の話ととるか、いつかは俺もと息巻くか、捉え方は人それぞれでしょう。
いづれにしても不況といわれる今の日本で、桁外れの資産を所有する人達は、いったいどのような人物や経歴で、どのようにしてでここまでの資産を築き上げたのでしょうか。
大変気になるところですよね?
今回は、彼らの資産額、経歴、おすすめの関連書籍をご紹介したいと思います。
第1位 柳井 正/ファーストリテイリング代表
ユニクロでお馴染みの株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長の柳井 正さんが1位となっています。
資産額は、
2兆7670億円
国内携帯大手3社(NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI)の営業利益
が約2兆6000億円。それより上だよ。どんだけ〜
父親の柳井 等氏が山口県宇部市に創業したメンズショップ小郡商事株式会社を1代で世界的カジュアルアパレル企業に成長させました。
柳井 正の経歴
山口県宇部市中央町生まれ。地元の山口県立宇部高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部を卒業。
就職活動で全敗し、父親の勧めでジャスコに入社したが9ヶ月で退社。
実家に戻り、父親が経営する紳士服を扱う小郡商事株式会社に入社。
安くてカジュアルな衣料販売店「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(通称ユニクロ)」1号店を広島市中区にオープン。
1984年(昭和59年)に父親の跡を継ぎ社長に就任。
その後中国地方を中心に店舗を拡大し、株式会社ファーストリテイリングに社名変更。
全店を「ユニクロ」に統一。
1994年7月に広島証券取引所(2000年3月に廃止)、1997年4月に東京証券取引所二部に上場、1999年2月に東京証券取引所一部に指定替え。
その間に原宿に都心型店舗をオープン。全国展開、海外進出に成功。
「ZARA」を展開するスペインのインディテックスグループ 、スウェーデンのH&Mに次ぐ、世界第三位の衣料小売りチェーンにまで成長させました。
柳井 正のおすすめ本
経営者になるためのノート
柳井正の希望を持とう
一勝九敗
第2位 孫 正義/ソフトバンクグループ創業者
ソフトバンクグループを率いる日本最強の実業家。
現在は世界でも有数の投資家としても名高い孫正義氏が2位となっています。
資産額は、
2兆6670億円
ちなみに2兆6000億円は、昨年(2018年12月)に上場した子会社のソフトバンクの調達額とほぼ同じだよ。背負い投げ〜
PC用ソフトの流通事業会社からはじまり、ヤフー株式会社の設立、ADSLサービス、携帯キャリア事業参入、アリババへの投資、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの設立とグローバルに事業を拡大しています。
孫 正義の経歴
在日韓国人実業家の次男として佐賀県鳥栖市生まれる。
久留米大学附設高等学校を中退し、 渡米。
カリフォルニア大学バークレー校経済学部を卒業。
自動翻訳機をシャープ売り込んだ資金1億円を元にソフトウェア会社Unison Worldを設立。
日本へ帰国後、PCソフト流通事業会社「日本ソフトバンク」を設立。
会社は軌道に乗りはじめるが、1983年に慢性肝炎で余命5年を宣告される。
入退院を繰り返したが、無事に復帰。
1990年にソフトバンク株式会社に社名変更。
1994年に株式を店頭公開。
1996年に米ヤフーと合弁でヤフー株式会社を設立。
世界的なメディア王として知られるルパート・マードック率いるニューズ・コーポレーションと組んでテレビ朝日の買収を画策するが撤退。
1999年米国のナスダック・ストック・マーケットと共同でナスダック・ジャパン市場を開始。
2001年からヤフー株式会社とADSL接続サービスYahoo!BBを開始。
2004年に日本テレコム、ボーダフォンを買収。携帯キャリア事業に進出。
ダイエーからプロ野球球団福岡ダイエーホークスを買収し、球団オーナーに。
中国最大のECプラットフォームを運営するアリババに出資、米国の携帯会社スプリント、英国の半導体ライセンス会社ARM(アーム)の買収などグローバルに投資事業を展開。
2017年にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子とともにソフトバンク・ビジョン・ファンドを設立。
孫 正義のおすすめ本
孫正義 300年王国への野望
志高く 孫正義正伝
孫正義の焦燥 俺はまだ100分の1も成し遂げていない
第3位 滝崎 武光/キーエンス創業者
FA(ファクトリーオートメーション) センサー、制御機器、情報機器などの製造企業株式会社キーエンスの創業者滝崎武光氏が第3位となりました。
資産額は、
2兆670億円
日本のアニメ産業の市場規模がおよそ2兆円。政府の消費増税対策の予算も同じく2兆円。いかほど 〜
大阪に本社を置く株式会社キーエンスは、製造業としては驚異的な営業利益率50%以上(平均は4%程度といわれています)を誇る超優良企業。また平均年収が2000万円を超える超高給企業としても知られています。
このキーエンスを1代で築いたのが滝崎武光氏です。
滝崎 武光の経歴
兵庫県尼崎市に生まれる。
兵庫県立尼崎工業高等学校卒業。
1972年、27歳の時に兵庫県伊丹市にて、個人事業としてキーエンスの前身であるリード電気を創業。
29歳の時に兵庫県尼崎市移転してリード電気を法人化。
1981年に大阪府吹田市に本社を移転(1984年に高槻市に移転)。
1986年に社名をキーエンスに変更。社名の由来はKey of Science(キー・オブ・サイエンス)から。
1987年10月に大阪証券取引所第二部に上場。
1989年12月に東京証券取引所第二部に上場。
1991年9月には、東京証券取引所一部に上場。
1994年8月に本社を大阪市東淀川区に移転。
2000年12月、55歳の時に社長職を譲り、代表取締役会長に就任。
キーエンス株式会社は製造業としてはまれにみる高収益企業として成長し続けています。
滝崎武光のおすすめ本
誰でも売れる「プロセス思考」営業術
[実践] 超高収益商品開発ガイド 粗利80%実現7つのステップ
ビジネスケース『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』―一橋ビジネスレビューe新書No.7
第4位 佐治 信忠/サントリーホールディングス会長
日本を代表するビールや清涼飲料水の製造・販売会社サントリー。そのサントリーの2代目社長佐治 敬三の長男が佐治 信忠氏です。
現在はサントリーホールディングスの代表取締役会長を務めています。
資産額は、
1兆2000億円
1兆2000億円は、2018年度の日本の貿易赤字とほぼ同じ額だよ。まぼろし~
佐治 信忠の経歴
1945年11月25日、サントリー2代目社長佐治敬三の長男として、兵庫県に生まれる。
兵庫県の甲陽学院高等学校を経て、慶応義塾大学経済学部を卒業。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営大学院修了。
ソニー商事を経て、1974年にサントリー入社。
1989年3月サントリー副社長に就任。
2001年3月にサントリー社長に就任
2009年にサントリーグループはサントリホールディング株式会社として持株会社に移行。サントリーホールディングスの社長に就任。
2014年10月サントリーホールディングスの会長に就任。
佐治 信忠のおすすめ本
佐治敬三と開高健 最強のふたり
サントリー対キリン
琥珀の夢
第5位 三木谷 浩史/楽天創業者
平成に設立された国内の独立系ITベンチャー企業として、初の売上高1兆円を達成した楽天株式会社。
第5位に入った、三木谷浩史氏は楽天株式会社の創業者です。
資産額は、
6670億円
6670億円といえば、世界のワクチン市場、くまモンの累計売上高と同じぐらいだよ。ってかくまモン逆にすごいね。
三木谷 浩史の経歴
1965年3月11日、兵庫県神戸市に生まれる。
兵庫県立明石高等学校を経て、1浪ののち、一橋大学商学部に入学。
一橋大学商学部を卒業し、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。
1991年にハーバード大学に留学。1993年にMBA取得。
1995年におきた阪神・淡路大震災をきっかけに起業を決意。
1996年2月に最初の会社であるクリムゾングループを設立。
1997年2月に楽天の前身である株式会社エム・ディー・エムを設立。
2003年にJリーグのヴィッセル神戸を買収、2004年には東北楽天ゴールデンイーグルスを設立しプロ野球球団のオーナーにも就任。
旅行事業の楽天トラベル、証券会社の楽天証券、楽天銀行(旧イーバンク銀行)、楽天Edy(旧ビットワレット)などM&Aを駆使し、楽天グループを急成長させる。
2017年12月には携帯キャリア事業への新規参入を発表。2019年10月開始を予定している。