いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
スマホの写真を使ってお金を稼ぐことができるのか?
今回はAdobe Stock(アドビストック)を紹介したいと思います。
Adobe Stock(アドビストック)とは
Adobe Stock(アドビストック)とは、Photoshop やIllustratorといった画像編集ソフトでおなじみのアドビ社が提供するストックフォトサービスです。
商用利用可能な1億点以上の写真、イラスト、ベクター画像を提供しています。
コントリビューター(投稿者)になると写真、ビデオ、ベクター、イラストを販売することができます。
アドビの画像編集ソフトをサブスクリプション方式で提供するCreative Cloudと連携しており、 Photoshop、Illustratorなどから直接Adobe Stock(アドビストック)にアクセスして画像検索、購入、編集、管理ができるのが特徴です。
業界最大手のシャッターストックに並ぶストックフォトサービスです。
コントリビューターになるための条件
下記の条件を満たしていれば、Adobe Stock(アドビストック)では誰でもコントリビューターになることができます。
- 18歳以上であること
- 販売用にアップロードするすべてのファイルの単独所有者
- 販売素材に特定できる人物または私有財産が含まれる場合、署名付きリリース(承諾書)を添付する必要あり
Adobe Stock(アドビストック)のロイヤリティ
Adobe Stock(アドビストック)のロイヤリティは下記となっています。
コンテンツ素材 | ロイヤリティ |
写真およびベクターアート | 画像価格の33% |
ビデオ | 画像価格の35% |
写真、ベクター、イラストの報酬内訳
購入者のプラン | ダウンロードごとの報酬 |
3 点/月月プラン (月払い) | $3.30 |
10 点/月月プラン (月払い) / 年プラン (年間契約) | $1.65 / $0.99 |
40 点/月月プラン (月払い) / 年プラン (年間契約) | $0.82 / $0.66 |
350+ 点/月保証された最低額 | $0.33 ~ $0.40 |
拡張ライセンスオンデマンド | $26.40 |
ビデオの報酬内訳
購入者ダウンロード | ダウンロードごとの報酬 |
小規模なビデオ | $17.50 |
HD ビデオ | $28 |
4K ビデオ | $70 |
Adobe Stock(アドビストック)で写真を販売する方法
Adobe Stock(アドビストック)で写真を販売する手順ですが、
①Adobe Stockクリエイターに会員登録
↓
②販売するデジタル素材をアップロード
↓
③Adobe Stock(アドビストック)で審査
↓
④デジタル素材の販売開始
という流れとなっています。
Adobe Stock(アドビストック)に会員登録
Adobe Stockコントリビューターサイトにアクセスします。
「今すぐ始める」をクリックします。
※すでにAdobe IDを持っている場合はそちらでログインできます。
新規登録フォームを入力します。
入力項目は、姓名、姓名(フリガナ)、メールアドレス、パスワード、国/地域、生年月日です。
「Adobe IDを取得」をクリックすると、 登録したメールアドレス宛にアカウント認証用URLが送られてきます。
メール本文内にある認証用URLをクリックします。
メールの認証が確認され、登録が完了します。
「クリックして続行します」をクリックするとデジタル素材のアップロードできます。
またFotoliaを既にお持ちの方はアカウントの同期も可能です。
販売するデジタル素材をアップロード
ログインページ右側の「アップロード」をクリック。
ドラック&ドロップまたは「参照」で画像アップロードします。
※FTPを使用してファイルをアップロードすることもできます。
画像を選択し、詳細情報を追加します。
■追加情報詳細
ファイル形式:写真orイラスト
カテゴリ(必須)
下記カテゴリよりカテゴリを選択
動物/建物・建築/ビジネス/飲み物/環境/感情と情緒/食べ物/グラフィック素材/趣味とレジャー/産業/風景/ライフスタイル/人物/植物・花/宗教・文化/科学/社会問題/スポーツ/テクノロジー/交通手段/旅行
入力言語
特定できる人物またはプロパティですか?
※モデルリリースやプロパティリリースがある場合に資料を添付します。
タイトル
最大200文字
キーワード
最小5個、最大50個まで
詳細情報を全て入力すると「承認を申請」をクリックすることができるようになります。
「承認を申請」をクリック。
確認用のポップアップ画面が表示されます。問題なければ「提出」をクリック。
画像が提出され、審査が行われます。
アップロード素材のガイドライン
■画像 (JPEG ファイル)
・JPEG 形式のみ
・画像の最小解像度は4MP
・画像の最大解像度は100MP
・最大ファイルサイズは45MB
■ベクター (AI、EPS、SVG および ZIP ファイル)
オプション1:スタンドアロンのベクターファイル
・AI、EPS および SVG 形式のみ
・アートボードサイズ : 最小 15 MP、最大 68 MP
・最大ファイルサイズ : 45 MB
オプション 2 : ZIP フォルダー
・AI と EPS 形式のみ
・各ベクターファイルは、1つのJPEGプレビューとともにZIPフォルダーに配置する必要があります
・JPEG プレビューの最小解像度 : 5,000ピクセルx3,000ピクセルまたは15MP
・最大ファイルサイズ : 45 MB
ビデオ (FTP アップロードのみ)
・ビデオはFTPからアップロードする必要があります
・ビデオの最小解像度は1,280×720。フルHDまたは4Kを推奨
・ファイル形式はMOV、MP4、MPG、AVIのいずれか
・推奨されるコーデック : h264、ProRes、PNG
・デュレーションは5秒以上、60秒以下である必要があります
・最大ファイルサイズは3,900MB (3.9GB)
・縦長または正方形のフレームは避ける
Adobe Stock(アドビストック)で審査
Adobe Stock(アドビストック)の審査期間ですが、ファイルを受け取った順に審査され、通常は1週間以内に審査結果がきます。
審査状況によっては、もう少しかかる場合もあります。
審査時の注意点
Adobe Stock(アドビストック)の審査は、トレーニングを受けたモデレートチームと呼ばれる審査員がそれぞれの写真、ビデオ、イラスト、ベクターを審査します。
全ての審査基準を公開していませんが、以下のような条件があるようです。
ファイルは様々な条件に基づき評価されます。例えば、以下のような条件があります。
レビュープロセス
・法律上の基準
・技術的な品質
・タイトルやキーワードの正確さ
・商業的価値
・美的価値
・ファイルが独自のものを提供しているかどうか、または既に提出されているかコレクションに掲載されている他のファイルに類似していないかどうか
レビュープロセス及び品質・技術要件は下記のリンクを参照して下さい。
Adobe Stock(アドビストック)で実際に写真を登録してみた
海外旅行でスマホで撮影した10枚の画像をAdobe Stock(アドビストック)に登録してみました。
3営業日に7枚、5営業日に2枚の審査結果のメールが。。。
10枚中1枚が承認されました。
なかなか厳しいですね。。。
リジェクトされた9枚の却下理由は全て下記でした。
「不採用の理由:アーチファクトの問題」
作品に過度な加工修正とノイズが多すぎることがレビュー時にわかったため、コレクションに追加することができませんでした。
Adobe Stock(アドビストック) の評判・口コミ
AdobestockとPIXTAは継続して出し続けていれば売れるんだけど、shutterstockは動きが読めない。
— 小鷹芽衣子@opera_ame (@meiko_kodaka) June 23, 2020
Adobe Stock も、人数検索や上半身だけ、などのチェックボックスができたらいいなぁ。#adobestock
— tomoko | desiger (@_cordesdesign) June 26, 2020
ライン着せ替えもAdobeStockも毎日本当にわずかだけどDLしていただけると励みになるなぁ。本当にわずかなんだけどね。1年くらいの長期計画で少しづつ数を増やしていこー
— necomamma (@necomamma1) June 26, 2020
本日でAdobeStockイラストが
— マリン海外滞在▲イラストレーター (@MaRiN_Aqua88) June 23, 2020
ダウンロード100点到達しました〜✨
キリのいい数字で嬉しくなってしまった☺️💕
購入してくださった方々、
ありがとうございます✨😊
次は150目指して頑張ります❗️
Adobe Stockで1枚売れた。有難うございます。
— ayaka (@stockphoto_182) 2019年5月8日
adobe stockの採用と不採用の基準が理解不能でなぞやw
— NAOFUMI (@green1951_1019) 2019年5月10日
まあ、だしたものの半分以上採用されてるからいいか・・・
ストックフォト系のサイトを使ってみて、Adobe Stockが一番質が良いとは感じるものの海外のストックフォトサイトは検索性が日本向けではないからメンドくさく感じることが多い。日本語を英語にしたときのイメージが検索されるからなぁ、、、
— たけうちのぶお (@nobutakeouchi) 2019年5月3日
ムービーはストックフォト販売サイトで審査にバラつきが一番あるような気がします。
— linegold (@linegold) 2019年5月9日
厳しい >>> shutterstock・pixta・adobestock・gettyimages >>> 緩い
のような順かな。#ストックムービー #ストックフォト #Premiere pic.twitter.com/vtyuULmRNA
会社の人に勧められストックフォト始めて10日
— あゆむ (@nakagamiayumu) 2019年5月5日
一枚も売れないのは予想の範囲だが
AdobeStockでは写真が85枚登録できた!
まぁそのうち売れるべ。
一方PIXTAは、全部審査中で1枚も登録できず…そうかGW中は休みだもんな。GWからの挽回に期待。#ストックフォト pic.twitter.com/BQYBZ2FNk3
Adobe Stock(アドビストック)のメリット・デメリット
Adobe Stock(アドビストック)のメリットとデメリットをまとめてみました。
Adobe Stock(アドビストック)のメリット
- 世界中のCreative Cloudユーザーへ直接販売することができる
- Fotoliaにも同時に掲載される
- スマホで撮った写真でもOK
- アップロードが簡単
- アップロード枚数、データ量に制限がない
- 審査が比較的早い
最大のメリットは、やはりCreative Cloudを通してPhotoshop、Illustratorユーザーに直接販売できることでしょう。
Creative Cloudは世界中で数百万人のユーザーがおり、デザイナーやクリエイターの多くが愛用しています。
また、アドビに買収された同じフォトストックサービスの「Fotolia」とも連動しており、Adobe Stock(アドビストック) に投稿すると「Fotolia」にも同時に掲載されます。
これらのユーザーに向けて写真を販売できることは他のストックフォトサービスにはない強みです。
Adobe Stock(アドビストック)のデメリット
- 写真1枚1枚に審査がある
- グローバルサービスなので競合が多い
- 審査がやや厳しい
- キーワードやタイトルの選定が難しい
個人的には他のストックフォトサービスと比較するとやや審査が厳しいと感じました。
まとめ
Adobe Stock(アドビストック)は、シャッターストックと並ぶ世界最大規模のストックフォトサービスです。
Creative Cloudを通してPhotoshop、IllustratorなどのアプリケーションやWEBサービスから直接販売できるのは非常に魅力的です。
審査はやや厳しいと感じましたが、投稿までのプロセスは非常に簡単です。
是非登録してみてはいかがでしょうか?