いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
仕事にやりがいや達成感を感じられないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
嫌々やらされる雑務やルーティンワーク。生活の為とは言え、ただこなすだけの業務やこれは本当に世の中に役に立っているのかと思うような仕事の数々。
営業系ではあれば、自分なら絶対買わないような商品でも売らされる日々。
いいですね。
会社員の醍醐味です。
激務サラリーマンから独立して会社経営歴15年以上の現役IT社長のうまづらが仕事にやりがい・達成感を感じない時の対処方法を解説していきます。
仕事でやりがい・達成感はどうやったら得られる?
日本最大級の転職サイト「エン転職」が9000名を対象に「仕事においてやりがいを感じること」のアンケート調査を行った結果がこちらです。
- お礼や感謝の言葉をもらう
- 仕事の成果を認められる
- 目標を達成する
- 仕事をやる遂げる
多くの人が仕事に対する達成感を得てやりがいを感じると回答しています。
やりがいを感じるからまた次の仕事に向き合い、そこで得た達成感からまたやりがいを感じ、自分自身が成長していくという流れが理想的というわけです。
ただ、これはあくまで理想論です。
常に達成感を得られる仕事が次から次へと都合よくはでてきません。
数字の目標もそうです。
中長期でみた場合に、永遠に右肩であがっていく数字目標というものはほぼ存在しません。
やりがい搾取
少し前にネットなどで流行った言葉に「やりがい搾取」というものがあります。
やりがい搾取とは、「やりがい」という言葉をたてに安い賃金で従業員を働かせることを言います。
「好きな仕事をさせているから給料少なくてもいいでしょ?」
という詭弁のもとにアニメーターやアパレル業界などで横行していた詭弁です。
仕事にやりがい・達成感を求めるのは個人の自由ですが、やりがいや達成感という曖昧な概念に振り回されて長時間労働・サービス残業を繰り返してしまうのは本末転倒です。
仕事にやりがい・達成感を感じない時の対処方法
そもそも仕事に「やりがい」や「達成感」を求めるのが間違い
「やりがい」や「達成感」を感じないとは何でしょう?
前提として、そもそも現在の会社業務や部署の仕事の中で、「やりがい」や「達成感」を感じる可能性があるものはわずかでもあるのでしょうか?
そして自分の「やりがい」や「達成感」は何でしょう?
これらのミスマッチがある限り、仕事の中で「やりがい」や「達成感」を得ることはできません。
仮に「やりがい」や「達成感」がなくても、現在の仕事や職場の環境や給与に満足しているなら、仕事以外に「やりがい」や「達成感」を求めるのが最良だと思います。
そもそも仕事に「やりがい」や「達成感」が必要という意見に対しては懐疑的です。
同じような言葉にモチベーションという言葉もありますが、正直そんなのなくても仕事はこなせます。
「そんなのなくても仕事するのがプロでしょう。」
すいません、長い経営者生活の中ですっかり擦り切れてしまったようです。
最近テレビで話題になった漫才コンビおぼんこぼん師匠の不仲説。テレビの中の話なので、どこまで演出が入っているかわかりませんが、話をするどころか顔をあわせるだけでも喧嘩になりそうなこのコンビは、劇場ではきっちりと息を合わせた漫才で客を笑わせて去っていきます。
プロの仕事とはこういうことだと思います。
仕事に対する意識を変えるのが大事
上司の指示を待っているような仕事や、誰かにやらされているような仕事だと、どうしても「やりがい」や「達成感」を感じにくいものです。
ただ、指示を待つのではなく、上司やクライアントに積極的に提案していく、自分から別の仕事に関わっていくなど、仕事に対する意識を変えるが大事です。
同じ仕事であっても、受け身でやるのと自発的に行うのでは、雲泥の差があります。
面倒な事にはなるべく関わりたくないと思うのは、人間の心理ですが、自分から行動していかないと何も変わっていきません。
身の回りにある小さな課題を解決していく
日常の業務の中で、小さな課題をみつけて解決していくのも有効です。
ルーティンワークであれば、3日で終わる業務を1.5日に短縮するような方法を考えてみることです。
Excelを使っているのであれば、関数やマクロを組んで業務を短縮できないか?アウトソース(外部委託)した方が経費削減になるのではと調査して会社に提案してみるなどです。
Excelの例で言えば、これを実現するのにExcelの関数やマクロの勉強をする必要があります。関数やマクロを勉強する課題があらたに見つかりました。これをクリアしていく。
このように小さな課題を見つけてクリアすることにより、業務改善になるだけでなく、あなたの知識も広がっていくような課題解決は一石二鳥と言えます。
今あるスキルを極める
今、自分がやっている仕事のスキルをとことんまで追求してみるというのもあります。
事務方ならExcelのマクロを極める。簿記やPFなどを取得するなどです。
大事なのは、中途半端に終わらせないでとことんまでそのスキルを追求して極めるということです。
たとえば、私のいるIT業界でExcelを使えない人はほぼいませんが、マクロまでバリバリに駆使するようなExcel使いは稀です。
今どきExcelなんて思うかもしれませんが、何事も突き詰めていると別の効果がでます。そのスキルや技術を人に教えることもできるし、あなたが作ったExcelのマクロを売ることだってできます。
そこをきっかにしてプログラミングを学んでみてもいいでしょう。プログラミングの学習は費用対効果が非常に高いスキルの一つです。
エンジニアになるつもりはなくても、事務職でマクロもバリバリに使えてプログラミング技術もあればそうとう貴重な人材です。
炎上案件や苛烈な現場にあえて飛び込んでみる
これは、少し荒治療となりますが、炎上案件や過酷な現場にあえて飛び込んでみるという方法もあります。
これは効きます。
なぜなら、途中で「やりがい」とか「達成感」とかで悩んでいたことがどうでもよくなるからです。
常日頃から事務職など同じような業務をしている人であればなおさらです。
きつい現場を最後までやり抜けばかなり成長できます。
営業職の現場に同行してみるのもいいでしょう。
クライアントにボコボコにされて頭を下げる営業マンをみれば、いかに自分の環境が恵まれていたかがわかるはずです。
このような過酷な現場で働く時に大事なことは一つです。
本当にやばそうだったら逃げる。
体を壊したり、うつ病などになっては意味がありません。責任感が強い人や真面目な人がおちいる傾向ですが、普通の会社員であれば逃げても全然問題ないと思います。
私の経験ですが、やばくなったら逃げだす人は結構います。その人がその後、どうなったか?
何食わぬ顔で普通に働いて生活してます。
人の生き死にに携わるような職業であれば、逃げることは許されないかもしれませんが、それ以外の仕事であれば、正直、逃げ出したところで大した問題にはならないと思います。
「やりがい」や「達成感」は仕事以外で得た方がいい
仕事以外の趣味などで「やりがい」や「達成感」を持つのをオススメします。
逆に仕事以外で「やりがい」や「達成感」を得られる場所を作っておかないと、その後の人生がおそろしくつまらないものになります。
たとえば、プロボクサーがリングの中だけでしか「やりがい」や「達成感」を得られないとすれば、引退した後の人生はどうなるでしょう?
仕事以外で好きなものを探すか、何か新しいことにチャレンジしてみることをオススメします。
副業やボランティアにチャレンジしてみる
副業でもボランティアでもいいと思います。「やりがい」や「達成感」が得られそうなことをとりあえずやってみる。思ったとおりの「やりがい」や「達成感」を得られると思えばさらに突き進んでいけばいいと思います。
副業解禁の流れから、副業系のサービスも数多く登場して、選択肢がひろがっています。
イラストや英会話など自分の特技をいかして副業できるココナラやSKIMA
写真が趣味であれば、自分の写真を販売できるShutterstockに投稿
などです。
またブログを書いてアフィリエイトで稼ぐというのもいいと思います。
「ブログはオワコン」と散々言われていますが、6~7桁円を稼いでそれで生活するレベルならさておき、月数万円ぐらいなら続けていれば稼げます。
ブログのいいところは、リスクがほとんどないことです。最初の数か月はほぼ売上がありませんが、ある程度アクセスがきて売上があがるようになれば、仕事では得られない達成感がでてきて、面白いと感じるようになると思います。
今ある自分のスキルを活かしつつ、新しいチャレンジや視野を広げるような副業がオススメです。
仕事で「やりがい」や「達成感」を得たいなら転職を考える
どうしても仕事に「やりがい」や「達成感」を持ちたいと思っているなら、それを得られる会社や業種に転職するべきです。
転職する場合は、自分でリサーチするのにも限界があるので、転職エージェントを使うのをオススメします。
転職エージェントはあなた自身のキャリアコンサルティングや企業の内情など情報も持っているので、使わない手はないです。
私のいるWEB・IT業界よりとなってしまいますが、個人的におすすめの転職エージェントは下記となります。
※マイナビのプロモーションを含みます。
起業してみる
今の仕事にやりがいや達成感がないなら、それを得られる会社を自分で作るというのがある意味究極です。
ただ、理想とする会社を築きあげるのは生半可な覚悟ではできません。
会社を作るのは簡単です。誰でもできます。誰でも社長になれます。
ただ、会社を続けていくこと売上を上げ続けていくことが至難のわざです。
日本ではおよそ400万社の会社があるそうです。
この中で、創業者が本当にやりたいことをやっている会社が何社あるでしょう?
おそらくほとんどないと思います。
最初は皆、それなりの志があり起業するのですが、社会の現実にぶち当たって形を変えていきます。理想より生き残る現実を選択していくのです。
この方法が最も難易度が高いですが、仕事に「やりがい」や「達成感」をもたらすという意味では最も効果的です。
まとめ
仕事にやりがい・達成感を感じない時に対処する方法は、
- 業務に対する意識を変える
- 仕事に当事者意識を持つ
- 別の会社に転職する
など、結局のところ今の現状を変える何からしらのアクションを起こすことです。与えられたものを淡々とこなしていくだけでは、いつまでたっても変わらないし向上もしません。
現代社会においては、自分の人生は自分でコントロールしていくことが大事ですし、行動力があれば可能です。
基本は、行動力あるのみ。
見る前に飛べです。