いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
働いているとやりたくない仕事というのに必ず遭遇します。
あきらかにハードワークだったり、上司やクライアントから詰められたり、謝罪させられたり。人によっては、単調な作業とか1日中椅子座って作業するのが耐えられないという人もいますし、人前で喋るのが苦手という方もいると思います。
会社を経営しているわたしでさえも「やりたくない仕事」というの存在します。
今回は、会社経営歴15年以上、複数のIT会社を経営するうまづらが「やりたくない仕事の対処方法」を解説していきます。
そもそもやりたくない仕事とは
そもそもやりたくない仕事とは何でしょう?
私なりに挙げてみると、
- 極度のストレスをともなう仕事
- 極度の身体的疲労をともなう仕事
- 危険な仕事
- 違法な仕事
- 儲からない仕事
- 割に合わない仕事
- 意味のない仕事
- 強制的にやらされている仕事
- 生活の為に嫌々やってる仕事
という感じになります。
極度のストレスや身体的疲労をともなう仕事
極度のストレスや身体的疲労をともなう仕事は、たまにならいいですが、長くできるものではありません。
ストレスの一番は人間関係でしょう。上司やクライアントからの叱責やセクハラ・パワハラなどのハラスメントなどが原因となります。
長時間労働は体を壊したり、うつ病などを誘発します。
危険な仕事
危険な仕事は、誰かがやらなければいけない仕事もあるので、実際に従事されている方には頭が上がりません。
警察官や消防士、パイロット、漁師などが代表的です。
ただ、自分がやるのは嫌です。まあ、経営者もある意味危険な仕事ではありますが。。。
違法な仕事
違法な仕事は論外です。また、法的には問題なくても経営者であれば、ある程度の良識ある行動をとらなければと常に肝に銘じています。
ウォーレン・バフェットの名言 たとえ、法的には問題がなくとも、普通の市民の立場から見ておかしいと思われる行動は一切とらない。
— 投資家名言つぶやきbot (@lambofx) 2020年2月19日
私の説として、
「儲かってるやつ、だいたい悪い事してる説」
というのがあります。誰か検証してみてはいかがでしょうか?
儲からない・割に合わない仕事
業務内容や労働に対して給料が安い仕事が該当します。
経営者のサガとして、儲からない・割に合わない仕事もあまりやりたくありません。会社組織は営利を追求するのが目的なので、このような仕事は本来であれば行ってはいけないはずです。
ただ、身近な例ですが、恩ある方や知人などが困っている場合などに頼まれて引き受ける場合もあります。また、うちのエンジニアなども人がいいのか頼まれもしない機能を入れたり、無償でコンサルまでやってしまうので他の社員などから文句を言われることもあります。
ここは線引きが難しいのですが、世の中には、売上や数字などで完全に割り切れないものが存在していて、KPIなど業績指標だけを追い求めても最良の結果にはならないと考えています。
意味のない仕事
世の中には、本当に意味のない仕事や無駄な仕事というものが存在します。
穴を掘っては、または埋めるような仕事です。
会議のために徹夜で作らされた資料がまったく日の目を見ないこともありました。話が長いだけで結論もでないどころか議題すらない会議に長時間出席させられたこともあります。
強制的にやらされている・生活の為に嫌々やってる仕事
多くの会社員がこれを嫌だと感じているのではないでしょうか?
私は、特に学生時代のアルバイトが本当に嫌でした。アルバイトは基本的に職場での権限が少なく、社員やリーダーから一方的に仕事を強制されるスタイルが多いのでかなりの苦痛です。
社会人になっても、上司から強制的にやらされる仕事はぶっちゃけ嫌でした。プレゼン用のパワポの資料作成とか。膨大なHTMLファイルを修正させられたりとか。
やりたくない仕事ランキング
第10位:トラック・タクシー運転手
重労働・長時間労働に加え、不規則な勤務になりがちなです。また、居眠り運転や事故など一瞬のミスが命取りになるような職業です。
トラック運転者は、昔はきついが高給としてもてはやされましたが今はそれほどではありません。
タクシーの運転手は、不特定多数の人と個室で接することが多く、酔っ払いや高圧的な人に絡まれるなどのストレスフルな職業と言えるでしょう。金銭目当ての強盗などの被害にあう場合もあります。
第9位:医者
なりたくてなれる仕事ではありませんが、長時間労働や不規則な勤務に加え人命を扱うという神経を擦り減らす仕事です。
他の仕事と比較して、高給のイメージがありますが、飛びぬけた年収があるのは、病院経営者や一部の開業医だけであり、若手の研修医などは複数のバイトを掛け持ちしないとまともな生活ができない状態です。
第8位:看護師
こちらも長時間労働・不規則な職場の代名詞です。人命にかかわる仕事なのでミスが許されず、緊急な呼び出しにも対応しなけばならないので体力的にも精神的にもきつい仕事と言えるでしょう。
仕事中はつねに動き回っているので、腰痛になる看護師さんも多いようです。
第7位:工場勤務
工場勤務と言っても自動車部品、食品、プラスチックやセラミックなど扱うものは様々なので一概には言えませんが、「単純作業」「人との会話がない」「同じ場所を動かない立ち仕事」などがきつい面としてあげられる事が多いのではないでしょうか。
また、扱う製品によっては、工場内の温度(暑さ・寒さ)や独特の匂い、アレルギーなど職場環境の問題もありますし、時には体に有害な薬品を扱うな危険もともなう場合もあります。
第6位:AD(アシスタントディレクター)
私が知ってる職業の中では、1位2位を争うほど怒号を浴びせられる職業の一つです。最近はネットの普及やコンプライアンスなどの面で、多少はましになっているとは思いますが、それでもきつい現場仕事であることには変わりありません。
テレビなどの制作関係の人は、ある意味プロ意識が非常に高く、限られた予算と時間の中で高いクオリティを求めるため、体力と頭を両方酷使させられる仕事と言えるでしょう。
第5位:アニメーター
薄給かつ長時間労働の代名詞のような職業です。アニメの制作予算は会社やアニメ作品に関係なくほぼ一律で決められており、アニメーターのスキル差は給与にほとんど反映されません。
固定給を貰えるアニメーターは一握りで、原画やレイアウトなどを書いて1枚あたり数百~数千円が相場となっています。
私の知り合いでアニメーターからWEBデザイナーに転職した人がいましたが、20代の頃の月給は6万円だったとのこと。大学生のバイトなみです。これでは暮らしていけませんね。。。
第4位:SIerのSE
SIer(エスアイヤー)とは、企業などのシステム開発を請け負う会社のことです。SE(システムエンジニア)はSIerで働く人を指します。このへんの定義は、業界でも正直あいまいです。自社サービスのエンジニアの中でもSEと呼ばれる人もいます。
企業からシステム開発の業務を請け負って納品する仕事なのですが、大規模なシステムやリプレイス(システムの入れ替え)になるほど、スケジュール通りには進まず、ほぼ炎上します。開発終わった後の仕様変更での作り直し、下手をすれば一からの作り直しなどで徹夜が続くことも多々あります。
また、大規模システムになればなるほど、
大手クライアント→大手SIer→中規模SIer→小規模SIer
と上流からの孫請けひ孫請けとなり、予算もどんどん下がって最後はとんでもない金額でシステムを開発させられたりします。そうなるとエンジニアの給料も当然安くなり、長時間労働低賃金の負のスパイラルができあがっていきます。
エンジニアの方も、上からおちてきた仕様書どおりにひたすら開発させられることしか求められず、スキルアップも望めません。
いわゆる「IT土方」と揶揄されているこのようなエンジニアを大量に発生させている現場のおかげで、日本のITは世界で遅れをとり、IT後進国と言われているのです。
私の会社も広義ではSIerの部類に入るのですが、基本的には上流工程しか受けず、コンサルから入るのと、ガチガチの基幹システムは扱わず、クライアントもWEB系の会社が多いので、このような現場にはならないようできるだけ努力しています。
第3位:不動産や保険などの営業
突然の飛び込み営業や電話やメールなど、ありとあらゆる手段でおしかけてくる不動産や保険などの営業を担う仕事です。
強烈な営業ノルマや売上目標を第一と考えている会社の営業職はそうとうハードの職場です。ほぼ誰も買わないような高額商品などを無理やり売らされている場合もあり、嘘や騙し、下手をすれば脅してでも商品を売り込むような仕事は精神的にもきついでしょう。
第2位:介護福祉
高齢化社会の先進国である日本では、介護福祉職は今後ますますニーズが高まっていくのですが、24時間勤務の交代制など不規則で重労働な業務の過酷さに比べて給料は安いままです。
また、介護福祉士の資格を取得してもほとんど給料に反映されないのが現状です。
このように介護や福祉が社会的に理解されない現状と目に見える成果があるわけではない業務の特性上、辞めていく人が多い職業と言えます。
第1位:飲食店
長時間労働・薄給・高ストレスの代表的な職業です。
基本的に飲食店は、深夜早朝も対応していることが多く、立ちっぱなしの上、酔っ払いやクレーム対応、社員やバイトの人間関係の悪化などストレス要素が豊富です。
また、店長などになると、店舗の売上ノルマや昨今の人手不足から輪をかけた長時間労働、サービス残業など、時給に換算するとバイトより安くなるのではという状態におちいり、うつ病や自殺者がでるなど社会問題となっています。
やりたくない仕事の対処方法
まず大前提として、本当に自分がやりたい事を仕事にするのはほぼ不可能です。15年以上自分で会社を経営したうまづらが断言します。
たとえやりたい仕事についたとしても、その中でやりたくない仕事というものが存在し、それをやらざるを得ないのが仕事です。
誰かに決められた時間に決められた場所に行くような仕事をしたくないとミュージシャンになったある有名人は、誰かに決められた時間に決められた場所でライブを行っています。
嫌な仕事は断る
自分が嫌な仕事は断るというのが最も簡単なやり方です。
「別の仕事で忙しいので」
「その仕事は私では無理です」
「あのクライアントとは合わないので他の担当の方がいいと思います」
などです。
「そんなの無理だろ」思ってる方は、試しに断ってみればいいと思います。
あとでいろいろ言われかもしれませんが、どうしてもその仕事がやりたくないのであればはっきり断るべきです。
体を壊したり、うつ病になるよりましだと思いませんか?
別の提案をしてみる
はっきりと断るのが難しいのであれば、交換条件を提案してみるのもありです。
「その仕事はできませんが、変わりにこの業務をサポートします」
「その変わり、こちらの仕事をやらせてもらえませんか?」
など、交換条件を出して交渉してみることです。
自分の得意分野に引き寄せる
やりたく仕事とは、基本的に自分が苦手であったり不得意な仕事であることが多いのではないでしょうか?
「別の提案をしてみる」に通じますが、あえて自分の得意分野にやりたくない仕事を引き寄せるという方法もあります。
たとえば、資料作成が苦手だが弁が立つ人が、プレゼン用の資料作成を頼まれた場合、資料では最低限のポイントだけを列挙して、口で説明してしまうなどです。
逆に人前で喋るのが苦手であれば、資料をしっかり準備して前もって配布しておくなどです。当日にいきなり一から説明するよりはだいぶましなプレゼンになるはずです。
日頃から自分の得意不得意分野を客観的に把握しておけば、苦手な仕事でも別のアプローチが可能です。
他の人をまきこむ
いやな仕事は一人で抱え込まず、誰かと分担して対応することも有効です。人には得意不得意があります。自分にない能力を持った他の人間とチームワークで解決していくのは、会社の運営上も理にかなっています。
特に長時間労働におちいりがちな人は、人に頼んだりするワークシェアリングの視点が欠けています。
仕事のミスでクライアントに謝罪にいく場合などもそうです。一人でいく必要はなく、複数でいけばいいと思いませんか?ある程度相手の怒りも分散されますし、恐怖や緊張のあまり無理な条件の補填を約束してしまうなどもある程度防げます。
ちなみに相手に謝罪する時や難しい譲歩をお願いする時に、同行させた部下に強くあたって相手の同情心を誘うというテクニックをサラリーマン時代の上司がよく使ってました。
スキルアップや評価に繋がるなら引き受ける
いやな仕事だからと言って、逃げてばかりいても仕事にも慣れませんし、スキルアップも望めません。トラブルや炎上案件などは、つらいですが時には経験値を積み重ねる絶好のチャンスとなります。
面倒な仕事をこなしていくからこそあなたの評価もあがっていくという側面もあります。
よほど特殊な仕事をしていない限り、何があっても基本は人が乗り越えられるレベルのものでしかありません。
意味がなかったり無駄な仕事というのも確かにあります。しかし、それは経験してみないとわからない事もあります。意味がない無駄だと思う仕事を経験したからこそ、それは無駄だから避ける効率化を考えるという視点を持てるのです。
転職する
どうしても今の仕事をやりたくない続けたくない。やりたい仕事ではないと考えるなら転職を検討しましょう。
行き詰ったり、同じような繰り返しに悩むのであれば、環境を変えるべきです。
転職を考えているなら、転職サイトへの登録と転職エージェントは必ず利用しましょう。
転職エージェントは登録しておいてもデメリットはありません。
- あなたにあいそうな会社のリサーチ
- 転職先の会社の情報や内情を教えてくれる
- キャリアカウンセリング
- 履歴書・職務経歴書の書き方指南
- 面接のシュミレーション
- 面接日程の調整
また、転職エージェントに登録したからと言って絶対に転職する必要もないですし、無理やり転職を進めてくることもありません。
会社を辞めさせてくれない時の対処方法
ストレスや体調を壊すような職場であれば、基本はすぐにでも転職するべきだと思います。
しかし、
- 人手が足りなくてすぐにやめられない
- 上司に言いづらい
- 上司が怖い
- 引き止めてにあっている
など、会社をなかなか辞めさせてくれない場合もあります。
そういう場合は、退職代行サービス業者を利用するのもありです。退職代行サービスはあなたに代わって、会社に退職の意思を伝えるサービスです。
申し込んだ後は、会社に行かなくても、上司と顔をあわせることなく退職することができます。
退職時にまで余計にストレスを感じるぐらいであれば、退職代行サービスを利用して、とっとと辞めて、次の転職先でがんばるべきです。
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まとめ
やりたくない仕事のランキング、やりたくない仕事の対処方法をまとめてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。