いつもお世話になっております。
うまづら社長(@umazura_ceo)です。
会社の社風や風土が合う合わないは、働く上で非常に重要な要素です。
社風が会社の志望動機になることもあれば退職の原因となる場合もあります。
体育会系のりの上下関係の厳しい社風であったり、社長以下フラットな風通しのよい社風など、その種類は千差万別です。
特に転職などで新しい会社に入った場合、前職と比較してしまい社風についていけないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
今回は、会社経営歴15年、IT・WEB系の会社を複数運営しているうまづらが、社風や風土が合わなかった時の対処方法を解説していきます。
社風とは
社風とは、その会社が長年培ってきた価値観や企業文化。それに基づく人間関係や働き方、会社の雰囲気などの総称と言えます。
創業者の理念や会社の成り立ち、業界の慣習などもたぶんに影響しますし、良い意味でも悪い意味で社員全体の同調圧力も影響しているでしょう。
会社の数だけ社風や風土があり、それが会社のアイデンティティともなっています。
上下関係が厳しい | 人間関係がフラット |
成果主義 | プロセス重視 |
チームワーク重視 | 個人主義 |
伝統を重んじる | 常に変革を求める |
義理人情を重んじる | 理論や数字を重視 |
会社第一主義 | ワークライフバランスを重視 |
トップダウン | ボトムアップ |
社風や風土は基本的に変えることができない
前提として会社の社風や風土は変えることはできません。
会社の社風というのは長い時価を経てできあがった会社の性格のようなものです。会社全体に隅々まで浸透しており、短期間で簡単に変わるようなものではありません。
- 会社のオーナーが変わる
- 会社の代表が変わる
- M&Aや合併などがある
- 既存事業が消滅する
など、根本の会社構造が変わらない限りは変わることはありません。
それでも社風や風土を変えたいなら
社風や風土を変えてたいなら、極論となってしまいますが、会社のTOPまで出世することです。
会社のTOPになって、社内改革をどんどん行いましょう。現在の社風や風土に染まりきった古参の役員や社員にはどんどん辞めてもらいましょう。
社風を体現したような愛社精神に溢れる社員は即刻レイオフしてしまいましょう。くだらない社訓なども新しいものに変えてしまいましょう。
前の方がよかったという社員は、勝手に逃げていくでしょう。
その他にも、その会社の株を買い占めて経営権を取ってしまうという方法もあります。
合法で確実な方法です。
小さな上場会社であれば、ファンドでも作って金を集めればなんかとなります。金のある中国系企業と組んでもいいでしょう。
会社の役員連中に去って頂いて、新しい役員を送り込みましょう。無駄なコストは削って、スリム化し、高収益体質な会社に変えて企業価値を上げてから別のファンドや大手企業に売却してしまいましょう。
雑な文章になってしまいましたが、やり方はいろいろあります。一介のビジネスマンではハードルが高いというだけです。
会社の社風や風土が合わなかった時の対処方法
自分から合わせる努力をしてみる
会社の社風や風土などは、長年勤務していれば、自然と慣れていくものです。人間は本能的に与えられた環境に適応する能力があるからです。
特に、社風以外の待遇には特に不満がない会社に勤めているのであれば、社風や風土に自分からあわせる努力をするべきです。
会社も例えるなら賃貸物件などと同じです。完全に理想の物件というの存在しません。間取りや駅までの距離、家賃、その他設備など自分のライフスタイルや予算にあわせて妥協点を見つけ出します。
会社においても、仕事の内容なのか給料なのか、働きやすさなのか、それぞれ求めるものが違うはずです。ある程度の妥協は必要です。
上下関係、人間関係、風通しの良さ、能力主義なのかプロセスを重視してくれるのかなど会社の社風によってどこが合わないか分析してみて、妥協できる点を見つけ出すことも重要です。
完全に自分の我を通すのは現代の会社組織では通用しません。いやなら独立して自分の理想の会社でも経営してみることです。
外面だけでも合わせておく
合わない社風に完全に合わせる必要はありません。言い方は悪いですが、外面だけでもあわせておくのは処世術です。
人によっては、苦痛と感じられるかもしませんが、会社を経営している私から言わせると、会社に合わせていれば給料が貰える環境は大変恵まれています。
毎日ただ出勤するだけでも普通に給料が貰える環境を与えられる特権を得るなら、カメレオンのように表面を装うだけというのは随分とローリスクハイリターンだと感じられます。
同じような考えの仲間を作る
会社内にあなたと同じように社風があわないと思っている人が必ずいるはずです。そういう人達と結託しておくのは悪くありません。
同じ悩みを持つもの同士で情報交換や情報共有したり、愚痴を言いあってガス抜きするのもいいでしょう。
社風があわないだけで給与に不満がないならば、その会社に居続けてサバイブしていくのも問題ないです。その中の一つとして仲間を作っておくことは必要ではないでしょうか。
異端の部署や上司を探す
何事にも例外はあります。
会社の社風や風土に染まらない、染まりきってない部署や上司が社内にいないか探してみるのも有効です。
会社によっては窓際や閑職(かんしょく)に追いやられている可能性もありますが、人によっては居心地がいい場合もあります。
人にはいろいろなタイプがあります。出世や競争を嫌う人や仕事よりプライベートを優先したい人などです。それを否定も肯定もしません。
無理に合わせるよりは健康的だと考えれば選択肢に入れておくのもいいでしょう。
どうしても合わないのであれば転職する
会社の社風や風土にどうしても合わない。健康や業務に支障をきたすレベルであれば、あきらめて転職することをオススメします。
会社の社風というのは長い年月で培われたもので、会社の性格とも言えます。オーナーが変わったり、買収や合併など根本的なところでの変化がないとそう簡単には変化しません。
どこまでいっても嫌悪感や違和感があり、自分で合わせることもできなければあきらめて転職するしかないでしょう。
転職するにあたっては、転職したい会社の社風は徹底的にリサーチしておくことです。実際に入社して働いてみないと100%とは言えないでしょうか必要なリサーチはしておくべきです。
転職を検討するのであれば、転職エージェントに登録しておくことをオススメします。求人情報だけではわからない会社の社風や雰囲気など現場の声を拾っている場合もあるからです。
まとめ
社風や風土が合わなかった時の対処方法をまとめてみました。
何度も繰り返しますが、会社の社風や風土というものは長い年月で培われたきた価値観や企業文化です。よほの変革がない限りは変わることはありません。
社風や風土を否定するのではなく、自分から合わせていく努力が必要です。